野うさぎロワイヤル風(Lièvre à la royale)、La Fontaine de Mars@Paris [旅行]
黒板メニュー見るとカスレも惹かれるけど、リエーブルがある。
どうしようかな、食べてみるかなと思っていると、給仕の人が来るので聞いてみる。どんなもんでしょう? strongです。だいたいそう言われる。でも良いですよ。以前も言われたなあと思う。(参照)
しばし考えてると今度はマダムが来る。
ストロングですよ。銃を構えた格好をして説明してくれる。散弾銃のオノマトペ、頬を膨らませて「ぷふん」って感じで、日本だと「バン」っていうかな、よりリアルな音かも、などと思ったりして聞く。
男性の方はこれがお好きねー、おほほ。おほほとは言わなかったけど、ちょっと意味ありげな微笑み。
これだけ説明されたら、やはり滅多に食べることが出来ないリエーブルにする!
少し考えてちょっとさっぱりしてそうなポロネギを前菜に。注文の時「Good!」とのことだったので、選択式試験問題を受けているような気もするが、とりあえず及第点だったようだ。
Lièvre à la royaleが来る。
生姜のような匂いが微かに感じられる。それと、小学生の頃夏休みに訪れた母の田舎の実家の土間の台所、米、糠、味噌、その他いろいろが組合わさった、そんなことを思い出すような匂い。濃厚な味に満足。弾は2発(粒)くらい入ってた。
マダムが来る。何か聞かれるが、ちょっと分からなかったのでもう一度聞き返す。「パルドン?何ですか?」「アルマニャックはお好きですか?」これはもう「もちろんです!」と答えるしかない。幸運な一杯でさらに気分は良くなる。
料理もうまいし、とても感じの良いお店で満足した。
良い気分で少し冷たい風に当たって歩く。 (2011年初冬)
Google street viewで店内を見ることが出来ますので、興味のある方はこちら(参照)
La Fontaine de Mars、パリ7区
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