野うさぎロワイヤル風(Lièvre à la royale)について [食事]
野うさぎロワイヤル風(Lièvre à la royale)について、wikipediaには「Le lièvre à la royale est une des gloires gastronomiques de la cuisine française.」となっている。フランス料理の美食の栄光を代表するひとつ、と言う感じだろうか。
それではこれはチャンスがあれば食べてみるかな、と試してみるが、3回食べてみて、自分的には「うまい!どうしても食べたい!」というふうになりそうもない。野うさぎはもう卒業だな、と言うとかっこよいけど、残念ながらどうも中退と言うか門前払いのようだ。
匂い的には許容範囲、郷愁を誘うような感じもする。味的にも特に嫌と言うこともない。ただここの所、食べる物の鉄分を控える方向で考えているので、この料理はウサギの血やレバー・内臓など鉄分が多く含まれているのではないかと想像している。そして自分の満足に対してコストが見合っているかと言う点では、値段も高く、どうもこの先この料理を注文することはなさそうな感じである。
それとフランスでもあまり食べる人は少ないようで、店側でもこれをメニューに入れるのは材料費も調理にもコストがかかるらしいのでリスクがあるし、この料理を作る技量のスキルも素材の質のリスクもいろいろあって、それでも食べたい!というほどではない自分はこれで退散という感じだろうか。
やはりベッドに靴を履いて横たわれるようでないとだめなようなきがする。
リエーブルにぴったりの特別の前菜ってリエーブルより高かった。
白いトリュフはまだこれも自分には猫に小判だ。黒トリュフは鰹節かまたたびなのだが。
あとミシュランの星つきレストランも、どうも自分にはオーバースペックのようなのがじわじわ分かってきた。
フィギュアスケートの演技を見ていると解説の人が「ルッツ、フリップ、ループ、サルコウ」などのジャンプ(参照)の名称を言うが、自分には何回かこの解説を見ても覚えられない。アクセルだけは前を向いて踏み切る、ということで分かる。
星付きレストランクラスになると、いかに難しい技の構成を皿で表現するか、という競技の一面もあるのだろうから、スケートで言うとどういったジャンプをしたのかよく分からないような自分にはあまり語らない方が良さそうだ。菽麦は弁ぜずだけど、鴨と羊くらいは分かるかな。まあ、うまいかまずいかの主観的な判断はできるけど。
2013年に行ったレストランKeiについて、ある記事を見たが、デュカス氏の言う雰囲気は何となくそうなのかなと思ったりする。
アランデュカス氏のアドバイス(参照)
デュカスは小林の料理に対して、「洗練されていて素晴らしいが、逆に洗練されすぎている」とアドバイスを残した。
自分にはオーバースペックな感じがしていて、何かすごいなーとは思うが、何がどうすごいかはいまのところ良くはわかっていない。
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